ホウベン的遥かイノリ君がやってきたとよ。イノリ君が、イライラしていて『夏なのに雨がフラねーってむッかつく…』『雨が降るように頑張ろうよ』『ほんまに呪詛が解ければ雨は降るのかよ!』『そうしたの?そぎゃんにイライラして』っていったら、『イライラしてねーよ!』『どうして!怒るのよ!』っていろいろ、喧嘩ばしていまい、イノリっくんは『わりィ…おれ、きょうは調子が悪いからきょうはダメだ』って言って帰っていった… そぎゃん、変な調子のイノリ君ば藤姫は心配していて、うちも心配なけんイノリ君のあとば追いかけていったとよ。1人や心配ってことで頼久しゃんがついて来てくれたとよ。 なんとか起きて藤姫に相談してみたんじゃ。 藤姫は心配してくれて1人ではダメじゃわ!頼久を呼んで参るんじゃ。といって呼びにいってしもうたけど、頭にひびく鈴の音がうるさくってわしは1人で大文字にいったんじゃ。 そしたら、ランがいたんじゃ。 ランはこの前とちゃう雰囲気表情がないんじゃ。 「わしの記憶をもとにもどすには龍神の神子の力が必要だ…龍神の神子の血が!!」 わしに襲いかかって攻めて来よった所を頼久さんが素早く刀をぬきランに斬り掛かったんじゃ。 じゃけど、ランは素早く跳躍して刃をよけたんじゃ。 「神子どの御無事じゃたか!?もうちこっと待っていてくれれば……」と眼を飛ばされたんじゃ。 わしはしゅんとなって「ごめんなさい…頼久さん」といった、 頼久さんは、「すみちょらん…つい言い過ぎたんじゃ」とあやまってくれたんじゃ。 すべての邪気ははらわれた。 どなたはんが呼ぶ声がする… 「神子殿…!神子殿!」 「頼久さん……?」 「神子殿よかったちうわけや……あのまんま龍神につれていかれそうになりよった時わいは…わいは……まだあんさんに大切な事を言っておらへんのに……」 「頼久さん」 「どうか…わいを神子殿の世界につれていっておくんなはれ!」 「はい!よろこんで!!」 現代…あれから数カ月が経った。 わいのとなりには髪の毛をきってすっかり現代になじんや頼久さんがいる。 どエライ幸せで…たのしくって……嬉しい… ふと、わいに頼久さんはいった。 ジャンル別一覧
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